Saturday, March 14, 2009

イスラエルの名の由来

その人は彼に言った、「あなたの名はなんと言いますか」。彼は答えた「ヤコブです」。その人は言った、「あなたはもはや名をヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。あなたが神と人とに、力を争って勝ったからです」                 創世記32章27~28節
アブラハムの孫ヤコブは、エドムの、野に住む兄エソウと会うためにヤボクの渡しまでやってきたのです。二人の妻、二人の仕え女、十一人の子供たちと荷物を渡した後、ヤコブは一人の人と夜明けまで組打ちをしたのです。そのときその人は、祝福を求めたヤコブに「イスラエルと名乗るように」と言われたのです。このときヤコブは、400人を連れて出迎えに来るという兄をひどく恐れていたのです。二十年ぶりに会う兄から「長子の特権」を奪ったヤコブでしたから、身の安全、また愛するものを守るためにいろいろなことを考え実行したのです。伯父ラバンの仕打ちに耐えてきましたが、兄の前に立つ確信が得られなかったのでしょう。
しかし、主にある苦しみや試練を経験することで、クリスチャンたちは霊的に逞しく成長し、普段の生活の端々に、強い意志を持った人間として成長した姿を見せられるようになっていきます。
ヤコブにとって「イスラエルと名乗る」ことは、12使徒のシモンが「岩のような信仰」を目指す者となるようにと「ペテロ」となずけられた以上に、大きな神さまからのチャレンジであり、祝福であったことでしょう。主にある苦しみは賜物であって、祝福と大きな導きが伴います。いや、試練を経てこそその人が生まれ変わって主にお仕えするのに十分な備えができ、神の子にふさわしいよき香りを放つキリスト者となるのではないでしょうか。