Thursday, November 10, 2011

愛する者たちよ

「しかし、愛する者たちよ。あなたがたは、最も神聖な信仰の上に自らを築き上げ、聖霊によって祈り、 神の愛の中に自らを保ち、永遠のいのちを目あてとして、わたしたちの主イエス・キリストのあわれみを待ち望みなさい。」 ユダ20~21節
 
 この手紙はイエスの兄弟のユダ(マタイ13:55、マルコ6:3)が記したものです。イエスさまの復活前は信仰を持っていなかったと思われます(ヨハ7:5)が、復活後に信仰を持ち、教会に加わり、イエスさまが昇天後に使徒たちや母マリヤ、他の兄弟たちと一緒に祈っていた(使1:14)ことが判っています。教会に連なり、偽信仰者の出現を耳にして教会の共通の信仰(アイデンティティー)を揺さぶりかねない大問題になる自覚の中で対処する必要を覚え、簡潔ではあっても自分たちが何者であるかをしっかり確認させ、偽信仰者がいかなる者たちであるかを明確にして警告を発しようと記したものです。ヤコブがエルサレム教会の指導者であり(使15:13)、使徒と同等に扱われており(ガラ1:19)、著名で信頼されていた人物であったので、ヤコブの兄弟と名乗ったのではないかと想像されます。彼の主張は簡明です。信仰者は、各自がキリストを土台とし、聖霊の力を受けて祈り、神の愛の中に留まって、キリストの哀れみの内を永遠の命を目指して進み続ける者だというのです。惑わす者たちは「分派をつくる者、肉に属する者、御霊を持たない者たち。」(V19)というのです。イエスは言います。「わたしの名のゆえに、すべての人に憎まれるであろう。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」と。マルコ13章13節