Monday, January 30, 2012

今の時を生かして用いる

「そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して、賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き、今の時を生かして用いなさい。今は悪い時代なのである。」  エペソ5章15-16節
 
 パウロは自身の経験を踏まえて、いかに真っ直ぐ真実に信仰生活を送ると良いかを、特に自身の伝道生活で教え導いてきた兄姉に具体的に語っていますが、「今の時を生かして用いなさい。今は、悪い時代なのである」と語るのです。良い時代を生かすのは良くわかりますが、悪い時代を生かすとはどういうことでしょうか。ギリシャ語原語には「時を購う」という意味があり、犠牲を払ってでも失われた人を買い戻すと言う意味がこめられているのです。歴史家のE.H.カーは「歴史学とは、後ろ向きに船に乗って川を進むようなものである」と言っていますが、それは歴史という動きの只中で、動きの変化を認めつつその動きを判断し、これまで持ち続けている信念や確信を基準にして見ていくということではないでしょうか。その瞬間その瞬間という止まった事象ではなく、動いている事象を捉えて、「今の時」を捉える歴史観こそ大切ではないでしょうか。
賢いとは神の真理を教えられた人に対する形容詞です。「光の子らしく生きる」ことを通して、一人でも多くの人に、救いを伝えたいものです。ルカ15章の放蕩に陥った息子の生活をKJVでは騒々し生活の中で持ち物を使い果たした人と表現していますし、放蕩と言う意味はギリシャ語では、救われ難いという意味です。「あなたがたは主キリスト・イエスを受けいれたのだから、彼にあって歩きなさい。」(コロサイ2:6)