Saturday, January 26, 2013

お言葉ですから

シモンは答えて言った、「先生、わたしたちは夜通し働きましたが、何も取れませんでした。しかし、お言葉ですから、網をおろしてみましょう」。ルカ5章5節
 ルカ5章の出来事はマルコ1章の出来事と重なるように思われますので、シモン・ペテロがイエスさまに初めてお会いした時期と考えられると思います。シモンとアンデレ、ヤコブとヨハネは共に漁師をしていた兄弟でありました。ヨハネ1章の記事によれば、アンデレは、バプテスマのヨハネの弟子の一人で、ある時ベタニヤでヨハネがイエスをさして『見よ、神の子羊』と言われてイエスに従っていったと書いてあります。その後アンデレは兄弟シモンに向かって、「私たちは、今、メシヤに出会った」と伝え、兄弟をイエスの所に連れて行ったと書いてあります。このことの故に、アンデレは最初の宣教師であったと評する著者もいます。この出来事の中でルカ5章の記事が展開されたことと思われます。今出会ったばかりイエスさまに求められて、次の漁のために備えて準備をしていたペテロは、イエスさまをお乗せして再度湖の中へ漕ぎ出したのです。少し漕ぎ出したところで舟を止められ、イエスさまは陸に向かってお語りになりました。さらに沖に進み、網を打てとおっしゃるのです。ペテロは、「お言葉ですから」と応答し、圧倒的な奇跡の業の現実の証人となったのです。この素晴らしい経験が、イエスさまに全てを投げ出してお従いしたペテロの原点であるということが出来るでしょう。私達がイエスさまに繋がった原体験をいつも思い起こして、忠実にお従いいたしましょう。