Saturday, September 6, 2014

ハンナの祈り

「ハンナは祈って言った、「わたしの心は主によって喜び、わたしの力は主によって強められた、わたしの口は敵をあざ笑う、あなたの救によってわたしは楽しむからである。 主のように聖なるものはない、あなたのほかには、だれもない、われわれの神のような岩はない。」Iサムエル2章1-2節 
 「わたしはあなたのさとしによって知恵を得ました。それゆえ、わたしは偽りのすべての道を憎みます。あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。わたしはあなたの正しいおきてを守ることを誓い、かつこれを実行しました。わたしはいたく苦しみました。主よ、み言葉に従って、わたしを生かしてください。」(詩篇119:104-107)このダビデの祈りに比べても重いテーマを抱えて、ハンナは祈りました。相嫁の陰湿な意地悪を受けつつ、夫エルカナとの間に子を与えて欲しいと祈ったのです。「嫁して3年子無しは去れ」という悪い因習以上のものが存在したユダヤで、夫エルカナの優しさだけでは生きていけない瀬戸際に追い込まれての必死な祈りでした。「ハンナは心に深く悲しみ、主に祈って、はげしく泣いた。 そして誓いを立てて言った、「万軍の主よ、まことに、はしための悩みをかえりみ、わたしを覚え、はしためを忘れずに、はしために男の子を賜わりますなら、わたしはその子を一生のあいだ主にささげ、かみそりをその頭にあてません」(1:0-11)と。乳離れまでの数年を愛おしく育てたハンナは、祈りの約束通りに息子サムエルを主の働きに託したのです。この子はやがて、腐敗した祭司エリ親子に代わって、神さまの声を王と民に反映する大きな働きをすることになったのです。