ボアズとルツ
聖書箇所 ルツ記2章1-23節
あなたの夫が死んでこのかた、あなたがしゅうとめにつくしたこと、また自分の父母と生れた国を離れて、かつて知らなかった民のところにきたことは皆わたしに聞えました。 ルツ記2章11節
落穂拾いは、律法の規定にある福祉制度です。畑の所有者は収穫物の一部を未亡人や孤児のために残しておく決まりでした。しかし、律法が守られない時代でしたから落穂拾いの保証はなく、また落穂拾いは収穫期に限られます。敵国のモアブ人であるルツは人々からの差別も覚悟しなければなりませんでした。ところが、2人が戻った時期は、ちょうど収穫が始まる時でした。また、はからずもボアズという人の畑に導かれます。これらはすべて神さまのお導きと備えでした。
2.ルツに親切にしたボアズ
ボアズは刈る者にルツのじゃまをしないように言い、ルツには他に行かずにここにとどまるようにと言います。さらにボアズは刈る者たちにルツが束の間でも拾えるようにまた、わざと落穂を落とすようにも伝えています。ボアズの親切の理由は、ルツが示した義理母ナオミへの愛とイスラエルの神さまを信じる信仰にありました。
3.神さまの備えと恵み
ルツの立場でみた時、落穂拾いの時期が限られ、異邦人への風当たりの強さ等を考えると不安ばかり募るのが普通でしょう。しかし、ルツは違いました。自分の損得ではなく、神さまに頼って義理母ナオミを愛する生き方を選び、そして懸命に働きました。そんなルツに神さまは導きと備えによって豊かな恵みを与えられました。神さまと隣人のために生きる者を神さまは決して捨て置かず、私たちが期待する以上の祝福をくださることをルツ記は私たちに伝えています。
2022年10月30日午後 週報より
☆教会からのお知らせ
セントラルバプテスト教会は、群馬県前橋市にあるキリスト教会です。1976年(昭和51年)に前橋市山王町に誕生いたしました。聖書の教えを忠実に守る伝統的なキリスト教会で、日本バプテスト・バイブル・フェローシップに所属しています。どなたでもご自由に来会していただけます。「教会や聖書は初めて」という方も大歓迎です。ご一緒に聖書を学びましょう。皆様のお出かけを心よりお待ちしています。
☆コロナ対策
コロナが収束するまでのしばらくの間、集会中は、各自、マスク着用(すみませんが各自マスクをご用意ください)をお願いします。また入り口ではアルコール(教会に備え付けてあります)で手を消毒してください。また、会堂内では、三密を避けて、1人1人間隔を空けてご着席ください。集会中は換気を十分にいたします。寒さ(暑さ)対策をご準備してお越しください。教会は、いつも、地域の皆様方に門戸を開き、聖書のみ言葉をお伝えいたしてきましたが、昨今の状況にかんがみ、変則的ではありますが、下記のように集会を維持して参りたく願っております。どうぞご理解ならびにご了解をお願いい申し上げます。
1、日曜学校 日曜日午前9時より10時頃まで(お子さま向の集会です。)
2、日曜朝礼拝 日曜日午前10時45分より12時頃まで
3、日曜午後集会 日曜日午後1時頃より2時頃まで
4、水曜祈祷会 水曜日午後7時より8時頃まで
5、婦人会
第3水曜日午前10時半より12時くらいまで
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