あわてないで
聖書箇所 マルコによる福音書13章1-8節
また、戦争と戦争のうわさとを聞くときにも、あわてるな。それは起らねばならないが、まだ終りではない。マルコによる福音書13章7節
1.神殿に目をとめた弟子
弟子のひとりは、すばらしい神殿の外観に目が奪われています。神さまのご臨在を示す神殿も、外観だけに目を奪われるなら神さまへの信仰は妨げられます。イエスさまは、神殿の崩壊を預言されています。神殿にすがる弟子たちの思いをイエスさまを神殿とする信仰に向けさせるためでした。私たちも外観や雰囲気によらずに見えない神さまに心を向けることが大切です。
2.前兆を知りたがる弟子
四人の弟子は、神殿の崩壊についてイエスさまに尋ねます。神殿崩壊で信仰の土台も崩れるとの恐れがあったのです。「それは困ります。前もって知っていないと不安です」と自分たちの思いだけで聞いています。これではイエスさまが伝えようとした真意を受けとめることができません。いつも聖霊を意識して、お言葉からそこにある神さまのお心を求めることを教えられています。
3.前兆を語られたイエスさま
イエスさまは、終わりの時の前触れを明らかにされています。多くの偽キリストの出現や戦争、自然災害が起こると言われます。まさに現在の世界を見ているようで、私たちも不安になります。しかし、イエスさまは「あわてるな」と言われています。終わりの日は、確実にやってきます。イエスさまを信じ救われた者は何をも恐れることはありません。神の御手の守りがどこまでもあり、終りの日が私たちの恵みの時となるからです。それが神さまの約束です。
2025年3月16日 週報より