Sunday, September 19, 2021

 神の栄光をほめたたえる者 

「それは、時の満ちるに及んで実現されるご計画にほかならない。それによって、神は天にあるもの地にあるものを、ことごとく、キリストにあって一つに帰せしめようとされたのである。」                                エペソ人への手紙110

 このエペソへの手紙は、エペソを中心とした小アジアの諸教会(スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィア,ラオデキヤ、コロサイ、ヒエラポリス、トロアス、アソス)への回状と思われます。また、使徒行伝を見ると、パウロは生涯四回の入獄経験があり、それらは、①ピリピ(使徒16:19-40)、エルサレム(同21:27-23:30)、カイザリヤ(同3:31-26:32)、ローマ(同28:16-38)で、カイザリヤとローマは、それぞれ約2年間と長期に渡っています。パウロのエペソを中心とする小アジアとの関係は、第2次伝道旅行(50-53年)の帰途にエペソに立ち寄り(使徒18:19--21)、そこでアクラとプリスキラが伝道し、第3次伝道旅行(53-56年)には約2年半滞在しています(同19:1-20)。後に、パウロはテモテをエペソの牧会者として任命しています。

 エペソ110節は、キリストこそ宇宙万物の中心であり、キリストにあって1つに集められるという神のご支配の計画を現わしており、パウロがガラテヤ書やローマ書で示した「信仰義認」=キリストの恵みによる救いは十字架の贖いで完成された霊的祝福で、教会はキリストによる統合の実なのです。永遠の選び(エペソ1:4)、子とされること(同1:5)、罪の赦し(同1:7)、御国を受け継ぐこと(同1:11)と主の恵みが示されているのです。「イエスをキリストを信じる」ことの大きな意味が示されていますが、主イエスさまから賜った尊い宝物として受け、その事実をまだ知らない人に宣べ伝える大きな働きが、求められています。 

2021919日週報より

Sunday, September 12, 2021

 望みの門 

「行って、淫行の妻と、淫行によって生れた子らを受けいれよ。この国は主にそむいて、はなはだしい淫行をなしているからである」。                       ホセア書12節     

 このお言葉は、伴侶の不貞に耐えるようにとの勧めではありません。神さまがご自分の民から裏切られる痛みを、ホセアを通してあらわすという意味があります。

1.神さまは、どこまでも追い求め、愛し続けてくださる

ホセアは、妻のゴメルが不貞による2人の子供を産んだ後も、彼女を愛します。神さまも、何度となくバアルの神に心を寄せるイスラエルの民を愛し続け、バビロン捕囚を通して改めさせました。また、約束通りにイスラエルの国を再建されます。神さまは、何百、何千という歴史の中で、彼らをどこまでも追い求め、愛することを止められません。その神さまは、歴史の長さを深さに変えて、私たちをどこまでも深く、追い求めてくださいます。私たちの心がどれだけ深いところに沈んでいたとしても、神さまの御手が届かない場所はありません。いつもあなたの心の戸を叩いてどれほどあなたのことを愛しているか気づいて欲しいと思っておられます。

2.私たちは罪に向き合わなければならない

私たちの中で、神さまが喜ばれないとわかっていても、改められない部分はないでしょうか。アコルの谷は、罪を犯した者への神さまの怒りを象徴しています。しかし、それを望みの門として与えると言われています(ホセア2:15)。私たちが、私たちの中のアコルの谷に向き合うとき、神さまはその罪を赦し、愛でこたえてくださいます。すぐにできなくても、自分だけでやろうとしなくても、神さまがともに問題に向き合ってくださいます。そこを取り除いてください、取り除けるようにどうか導いてくださいと祈りましょう。

 2021912日 週報より

Sunday, September 5, 2021

 力と愛と慎みとの霊 

「あなたはキリスト・イエスにある恵みによって、強くなりなさい。そして、あなたが多くの証人の前でわたしから聞いたことを、さらにほかの者たちにも教えることのできるような忠実な人々に、ゆだねなさい。キリスト・イエスの良い兵卒として、わたしと苦しみを共にしてほしい。」                         IIテモテ213節 

パウロはルステラで入信に導いたユダヤ夫人ユニケの息子であるテモテを育て、自分の弟子にした。IIテモテ1章の記事を見ると、パウロは、テモテを自身の弟子として、主の働きを前進させたく願っているようです。パウロは使徒職を人間由来の職ではなく、神さま由来のものと受け止めており、神に従う生活により、保つことができる聖なる働きと考えているのです。そこで、パウロはテモテをさらに洗練された働き手として育てるために、主に召された者の為すべきことを、伝えているのです。何よりも「使徒」であることの自覚を植え付けようとしておられるのです。「使徒」は人が人を遣わすのではなく、主に召されたことの自覚、意識を常に持って、福音宣教の使命を父なる神からのご命令として、神さまから示されたものとして受け止めるべき性質のものであると教えておられるのです。ですから、「神の御心により」は神が源の性質を持ったお働きであることを示しているのです。テモテは、祖母ロイスと母ユニケを通して純粋な信仰が育まれているのです。パウロは、その信仰をさらに育てる教えを、神の賜物を燃え立たせ(6-7)、福音のために苦しみ(8-12)、健全な言葉を手本として(13)、ゆだねられたものを守ること(14)を命じ、見習うべき模範(15-18)を示しているのです。「イエスをキリスト」と信じるクリスチャン兄姉もまた、テモテに倣う者として、お言葉を丁寧に学び伝える者になるために、励みたいものです。

2020年9月5日 週報より