見ずに信じて歩む
聖書箇所 マルコによる福音書16章1-8節
イエスはよみがえって、ここにはおられない。ごらんなさい、ここがお納めした場所である。マルコによる福音書16章6節
1.よみがえられたイエスさま
マグダラのマリヤたちがイエスさまのお墓に入ると、1人の若者が座っていました。そして「イエスはよみがえって、ここにはおられない」と言います。彼女たちは、復活のイエスさまを直接見なくても、よみがえられたことを信じて「見ないで信じる信仰」に立つように導かれていたのです。しかし彼女たちは驚き、恐れて、イエスさまがよみがえられたとは思いませんでした。
2.女性たちの不信仰
この3人の女性たちは、事前にイエスさまから、十字架と復活について聞かされていました。それにもかかわらず、復活の事実を受け入れられませんでした。それは彼女たちが、肉の思いや感情におおわれて、不信仰に陥っていたからです。信仰に歩む私たちもこの女性たちのように、いつでも不信仰に陥る怖さや危険があることを覚えておく必要があります。
3.つきまとう不信仰の思い
私たちは、空っぽのお墓を見て、「イエスはよみがえって、ここにはおられない」との声を聞くことはできません。聖書のお言葉をそのまま受け取って、イエスさまの復活を本気で信じるようにと導かれているのです。見ずともまた聞かずとも、信じることができている私たちは、大いに感謝いたしましょう。そして肉の思いや感情によって不信仰に陥らないように注意しましょう。そのために私たちは、状況に応じて示される神さまからのお言葉を信頼し、そのまま受け入れていく「見ずに信じる」歩みを続けていくことが大切です。