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2025年2月23日日曜日

偽善を避けるには

聖書箇所 マルコによる福音書12章38-40節

イエスはその教の中で言われた、「律法学者に気をつけなさい。マルコによる福音書12章38節

1.律法学者の偽善

律法学者たちの多くは、「長い衣を着て歩き」、「広場であいさつされることや会場の上座を好み」、「未亡人となった人たちにもてなすように要求し」、「人前で長い祈り」をしていました。民たちはそんな彼らから指導を受けていました。イエスさまは民たちに、彼らのような見せかけだけの偽善的信仰者にならないようにと話されていたのです。

2.肉の思いとサタンの介入

律法学者たちは熱心な信仰者になろうとしていました。しかし自分たちの土台をこの世にしっかりと置いたままでした。この世のことだけに心を置いて、肉の欲の思うままに行動していました。そうすると心は神さまにではなく人の方にばかり向くようになります。人の目を気にして行動するところにサタンが働きます。彼らはこの在り方が神さまに喜ばれていると思い込むようにされていました。

3.偽善に誘うもの

私たちを偽善に誘うものは、「人目を気にして、人を見ようとする目」です。もちろん人のことを気にかけて思いやることや人との調和は大切です。ただ、何をするにも人からよく見られることが最大の関心事になると、肉の思いに支配されます。そこにサタンも働いて偽善的振舞いをするようになってしまうのです。誰でもイエスさまを信じれば、神さまの愛と神さまに愛されていることが分かります。神さまの愛で満たされることで、人目を気にして行動しようとする肉の思いを満足させる必要はなくなります。

2025年2月23日 週報より

2025年2月9日日曜日

大切な霊の思い

聖書箇所 マルコによる福音書1228-34

また『心をつくし、知恵をつくし、力をつくして神を愛し、また自分を愛するように隣り人を愛する』ということは、すべての燔祭や犠牲よりも、はるかに大事なことです」。マルコによる福音書1233

1.律法学者の質問

一人の律法学者がイエスさまの巧みな回答に感心して、「すべてのいましめの中で、どれが第一のものですか」と質問をします。彼は律法の専門家であることを誇らず、自分の立場にもこだわらない低い心の人でした。それは神さまの前に正しくありたいという霊の思いを大切にしていたからでしょう。彼は肉の思いの上にこの霊の思いを置いて、人を見ずに神さまを見て歩んでいました。

2.律法学者の応答

この質問にイエスさまは「神さまのお心は、あなたがたが神さまを愛し、隣人を愛することだ」と答えられます。この律法学者もイエスさまと同じ思いがあったので、「すべての燔祭や犠牲よりも、はるかに大事なことです」とすぐに応答できました。イエスさまのお言葉が、彼の中にある霊の思いを引き出したのです。私たちも彼のように霊の思いで反応する信仰者でありたいと思わされます。

3.ほめられた律法学者

イエスさまはこの律法学者をほめました。それは「あなたの答えは、神さまが語らせてくださったものだ」と悟らせるためであったと考えられます。信じた私たちは、「神さまに従います、従えるように導いてください」と願い求めて、自分自身を明け渡していくことが大切です。そうすれば、霊の思いによって神さまが語らせてくださり、そこにある神さまのお心を理解することができるのです。

20252月に9日 週報より