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2025年5月25日日曜日

神さまからの贈り物

聖書箇所 マルコによる福音書1417-25

イエスはまた言われた、「これは、多くの人のために流すわたしの契約の血である」。マルコによる福音書1424

1.ユダを追い求めたイエスさま

イエスさまは、弟子の1人がイエスさまを裏切ると言われました。この時他の弟子たちは、ユダの裏切りを悟れませんでした。  イエスさまはユダだけにわかるように、そして他の弟子たちが知って騒がないようにされたのです。ユダにイエスさまに立ち帰るためのチャンスを与えるためです。イエスさまは私たちを愛して、どこまでも追い求め続けてくださるお方なのです。

2.与えられている信仰

この時点でもイエスさまは、ユダに対して愛の御手をのばされ、愛あるお声がけを続けておられました。しかしユダはその御手をはねのけて、自分から滅びの道を選んだのです。このように神さまは、私たちが悟れるように思いを与えて、導き続けてくださいます。  私たちの信仰は、神さまからの働きかけ、神さまからの贈り物なのです。信仰は人の知恵や人の理屈で納得していくものではありません。私たちはただ信じて受け取るだけで良いのです。

3.キリストのからだと血

キリストのからだをいただき、キリストの血を飲むとは象徴的な表現です。これは罪の赦しと、神さまとの関係の回復を喜ぶことです。そしてキリストの花嫁として、イエスさまのお体の一部分とされていることです。この意味と大切さを人の頭で完全に理解し、  納得するのは難しいでしょう。そこで神さまは聖霊を与えてくださいました。聖霊が私たちの理解を助け、神さまが与えられる信仰に立てるようにしてくださるのです。

2025525日 週報より

2025年5月4日日曜日

闇を輝かせるイエス

聖書箇所 マルコによる福音書14章1-11節

この女はできる限りの事をしたのだ。すなわち、わたしのからだに油を注いで、あらかじめ葬りの用意をしてくれたのである。マルコによる福音書14章8節

1.祭司長や律法学者たちの闇

祭司長たちや律法学者たちは、民たちの心を神さまに向かせるよう指導する立場にありました。しかし今や自分たちの利益を守るために、神さまから遣わされたイエスさまを処刑しようと考えていました。彼らは神さまの前に、自分たちの非を認められませんでした。これが罪であり、人の愚かさそして人の闇です。聖書は私たちにも同じ闇があることを示しています。

2.ひとりの女性に見る光

イエスさまは香油を注いだ女性が、ご自身の葬りの備えをしたと言われました。彼女は自分のできる精一杯でイエスさまにお仕えしようとしました。聖書は、イエスさまが「世の光」だと言います。イエスさまに向けられたた女性の心は、イエスさまの光で満たされました。そしてその心は輝きを増して、喜びであふれていました。

3.ユダに見る闇の強さ

弟子のユダは、この女性よりもずっとイエスさまの近くに居ました。イエスさまに心の闇を拭い去っていただく多くの機会がありました。しかし彼は、ローマ帝国を力で制するイエスさまの姿だけを追い求めていました。そして十字架に向かっていかれるイエスさまに失望しました。ユダは自分から光であるイエスさまを離れ、サタンに付け入る隙を与えて、闇にとらわれていきました。人は自分の闇を認め、イエスさまの光で闇を照らしていただかなければ、闇から離れ、人としての輝きを持って歩むことはできないのです。

2025年5月4日 週報より