恵みのひけつ
聖書箇所 ペテロの第一の手紙1章13-16節
それだから、心の腰に帯を締め、身を慎み、イエス・キリストの現れる時に与えられる恵みを、いささかも疑わずに待ち望んでいなさい。 ペテロの第一の手紙1章13節
ペテロは、恵みを失わないために心がけるべきことを語ります。
1.心がける3つのこと
1) 心の腰に帯を締める
ペテロは、恵みから目を離さず、肉の欲によって心の隙を作らないように注意深く歩みなさいと教えています。
2) 身を慎む
現実に目を向けて、天の御国の証し人としてこの世での役割を果たすことを忘れないようにと教えています。
3) 将来の恵みを待ち望む
神さまの言われたことは必ず実現することを少しも疑うことなく待ち望んでなさいと教えています。
2.肉体からの思いによらず
14節では、肉体から来る欲に振り回されないようにと言います。私たちは御霊をいつも意識して、イエスさまの十字架で十二分な恵みが与えられていることをしっかりと受けとめて感謝を忘れないことが大切なのです。
3.聖なる者として
16節では「あなたがたも聖なる者になるべきである」と言われています。これは、私たちが罪にまみれた状態から聖い場所に移されたという意識を持って、その状態を保つように歩むことを意味します。ペテロはそのために心の腰に帯を締めて、身を慎み、イエスさまを待ち望みなさいと恵みを取りこぼさないためのひけつを語っています。
2023年3月12日週報より