2023年6月18日日曜日

父なる神

聖書箇所 マタイによる福音書545-48節、616-18節、630-33節、78-12

だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。                                   マタイによる福音書712

1.天の父なる神さま

①等しくどこまでも愛してくださる父: 天のお父様は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、雨を降らせる愛なるお方です。神さまは、私たちを罪から救い出すために、ご自分のひとり子イエスさまを私たちの身代わりに十字架で犠牲としてささげられました。私たちの愛は、愛されたら愛す、また見返りを期待する限定的な愛です。しかし天のお父さまは見返りを求めない愛で愛し、惜しみなくその愛を私たちに注いでくださいました。 ②正しく報いてくださる父: 天のお父さまはいつも私たちを見てくださって、正しく評価してくださいます。だから私たちは人からの評価を気にすることや偽善的な行為から解放されています。 ③必要以上に満たして、良いものをくださる父: 私たちは日々の生活で神さまを一番として神さまを証ししていけば、必要なすべてをしかも必要以上に与えられることが約束されています。そんな天のお父さまに、心からの感謝をいたしましょう。

2.この世の父として

創世記には二人の兄弟カインとアベルの供え物の記事があります。ここでは、「アベルとその供え物」、「カインとその供え物」と記されていて、神さまは供え物よりも本人たちの心を見ておられます。教えられるのは、父親として(父親に限りませんが)、奥さまやお子さんに愛をもって心を向けていく大切さです。これは勇気のいることです。でも父なる神さまは神さまに背き、愛される価値のない私たちを愛してくださいました。決して変わることのない神さまの愛と神さまのおことば(聖書)をいただき握りしめていれば、変わりゆくこの世においても神さまの期待される父となれることが教えられています。

2023618日 週報より