2023年8月6日日曜日

神さまのなさる最善

聖書箇所 ペテロの第一の手紙313-17

善をおこなって苦しむことは―それが神の御旨であれば―悪をおこなって苦しむよりも、まさっている。                      ペテロの第一の手紙317

今日は、教会の群れの中の一人一人の歩みについてのすすめです。

1.善に熱心であること

この善とは、自分の思いは神さまのお心の下に置いて、神さまの望んでおられる生き方をしようと努めることです。そう願い、祈る信仰者は、神さまだけではなく他の人に対しての接し方や心くばりにも愛や、やさしさが現れます。そして完全な理解が得られないとしても周りからの敵対心がやわらげられていくのだと教えられています。神さまは苦しみ中でも私たちの心の平安と喜びが失われないようにしてくださいます。苦しみはそれを知る良い機会なので幸いなのです。

2.弁明できる用意をすること

弁明(証し)する機会が与えられたならば、私たち信仰者の素晴らしい希望について証しできるように、心づもりしておく大切さが示されています。信仰にある自分は何を恵みとし、何を喜んでいるのか。また、決して奪い去られることのない希望とはどんな希望なのか。その幸いと喜びを証しすれば、ののしっていた人たちも、ののしる理由がないことを知り、恥じ入るようになると言われています。

3.神さまの最善を信じること

神さまによる信仰者への試練は、神さまの意地悪ではなくて、私たちの信仰の純度を高めるためのものなのです。神さまは、私たちが試練に耐えられるように守り、同時に脱出の道も備えてくださいます。すべての労苦はやがて、必ず神さまへの賛美と栄光に変えられるのです。信仰に生きるとは、ただ楽に歩ませてほしいという肉の思いから遠ざけられて、神さまがされることは私にとって最善であるとの確信を持って生きることだと教えられています。

202386日 週報より