群れとして心ひとつに
聖書箇所 ペテロの第一の手紙3章8-12節
あなたがたは皆、心をひとつにし、同情し合い、兄弟愛をもち、あわれみ深くあり、謙虚でありなさい。 ペテロの第一の手紙3章8節
1.心をひとつに~群れとして
「心をひとつにし」とは、他の人の事柄を自分のからだの一部分であるように考えることです。私たちは、すでに見てきたように(2章9節)、①同じ神さまのいのちで結びつく「選ばれた種族」あり、②各々が霊の犠牲としての自身を献げる「祭司の国」であり、③世にあって聖いとされた「聖なる国民」であり、④神さまの栄光を現わすための仲間「神のつける民」でした。とすれば、同じひとつの体とされた群れを意識して歩むことができると言われているのです。
2.心をひとつにする5つのポイント
①同情し合う:これは、相手の立場に身を置いて思いやる感情です。②兄弟愛を持つ:神さまが愛された兄弟を自分と同じように愛します。③あわれみ深くある:神さまを愛するように相手を愛することです。④謙虚である:自分はただ神さまのお恵みによって生かされている者との自覚です。⑤悪に対して悪に報いず:正しい裁きをなさる父なる神さまに委ねなさいとの勧めです。群れとして、助け合い、励まし合うところに神さまは祝福を注いでくださいます。
3.苦しみにあっても心をひとつに
詩篇34篇からの引用です。①口を制すること、②悪を離れる努力をすること、③神さまの前に心砕かれることが勧められています。神さまを恐れ敬い、与えられたお恵みの数々に感謝していれば、どんなときも神さまへの賛美が口から消えることはありません。つらい時も教会の兄弟姉妹に祈り支えられていることを覚えて、感謝と励ましをいただけます。困難の中でも群れとしての対応により、神さまの最善を握りしめ、キリストのお体として心ひとつになって歩めるのです。
2023年7月30日 週報より