苦しみへの対処
聖書箇所 ペテロの第一の手紙4章1-6節
それは、肉における残りの生涯を、もはや人間の欲情によらず、神の御旨によって過ごすためである。 ペテロの第一の手紙4章2節
今日の箇所では苦しみの意味とその対処について触れられています。
1.罪に対して死んだ者
肉において苦しんだ人とは、イエス・キリストを信じ受け入れた人です。その人はキリストの十字架とともに罪に死んだ者となります。そして苦しみを通されることで、罪が自分に影響しないことを経験して知るのです。それがここで言われている武装の意味であり、信仰にある私たちが聖められ、天の御国に相応しく整えられていきます。
2.霊で生きる新しい人生
神さまを知らない時に過ごした肉の生き方をせず、神さまのお心のままに霊の思いに生きる歩みを一歩踏み出していくように言われています。それは土台となるイエスさまにしっかりと足を置いて、み言葉に従って歩むことです。また歩ませてくださいと願いながらイエスさまに委ねて、勝利を一つ一つ重ねていく歩みです。それが神さまのお心のままに霊で生きる新しい人生です。
3.天の御国を目指して
苦しみの中を通されるのは、神さまが私たち信仰者を憎んでおられるからではなく、天の御国にふさわしく整えられるためでした。私たちは、そこで約束されている資産を受け取ります。それは、この地上で経験するものとは全く違う、朽ちない、汚れない、しぼむことのない資産でした。それは心が震わされる感動がいつまでも続く資産なのです。私たちは、「なぜ神さまは、私が苦しむことがないようにしてくださらないのか」と神さまの愛を疑うのではなく、苦しみを通される意味を良く理解して、しかしその苦しみにはすでに勝利をいただいていること、また必要な苦しみであることを覚えたいのです。
2023年8月20日 週報より