神さまに目を向けて
聖書箇所 ペテロの第一の手紙4章7-11節
万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。 ペテロの第一の手紙4章7節
1.心を神さまに定めて歩む
聖書はこの世の終わりを伝えます。それは、人々を脅して信じさせるためではありません。知らないままで滅びないようにという神さまのあわれみなのです。信じた者は、緊張感を持って神さまに心を定めて祈りつつ歩み、心をこの世に置くのではなく、神さまとその祝福に心を定めて歩むようにと示されています。
2.群れで互いに愛し合う
教会という群れの一人一人であることの自覚を持って互いに熱心に愛し合うことの大切さが示されています。私たちは自分の正義感で不平をこぼすのではなく、イエスさまを通して相手を見ていく必要があります。そして神さまが一人一人に与えられている恵みの賜物を用いてお互いに仕え合うように勧められています。
3.愛によって罪を覆う
私たちは、お互いの欠けを探す方向に向き勝ちです。そこに裁きや争いが生じるのです。しかし、神さまに罪赦された者は、神さまの愛によってお互いの罪からくる欠けが気にならなくなるのです。
今日の箇所では、神さまに心を定めて祈りつつ歩むこと、そして教会の群れの一員としての自覚を持ことの大切さが記されています。それは私の思いではなく、神さまの御心通りになるように願うことであり、また、この世や人にとらわれないで、神さまに目を向ける信仰者であるようにということです。そしてそれが苦しみの意味を理解し、また苦しみに対処していくことにもなります。神さまに目を向けることで信仰者が神さまをあがめることになり、キリストのみわざが無駄にならず、キリストがたたえられることになると教えられています。
2023年8月27日 週報より