使徒と呼ばれた弟子たち
聖書箇所 マルコによる福音書3章13-19節
そこで十二人をお立てになった。彼らを自分のそばに置くためであり、さらに宣教につかわし、また悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。 マルコによる福音書3章14-15節
1.使徒と呼ばれた12人
イエスさまは12人の弟子を任命し、「使徒(派遣された者の意)」と呼ばれました。彼らにはイエスさまの十字架の死と復活、またそこにある福音(良い知らせ)を人々に宣べ伝えていく重要な役割がありました。彼らは無学なただの人たちでしたが、神さまを誇ることができました。自分たちが神さまの前に無きに等しい者であると自覚できたからです。イエスさまはそんな彼らを「使徒」として選ばれたのです。
2.イエスさまがされた三つのこと
イエスさまは彼らに、①自分のそばに置くこと、②宣教に遣わすこと、③悪霊を追い出す権威を与えることの三つをなされました。彼らの信仰は、イエスさまに倣うことで成長しました。そして福音を宣べ伝えるための訓練として、悪霊追放の権威とともに宣教に遣わされました。彼らはそこで神さまを信頼し、神さまに頼ることを学びました。
3.イエスさまのそばに置かれた弟子たち
使徒たちの日々は、信仰の中に生活のすべてがある状況でした。私たちがここから学ぶのは、使徒と同じ生活をすることではありません。私たちの目の前に起こること全てに神さまの御手が働かれていることを受け入れることなのです。私たちの信仰の入り口は、自分の思いどおりになることを願うものであったかもしれません。しかし自分の思い通りではなくても、それが神さまのご計画であり、私たちの最善となることを教えられています。神さまの御心を求め、神さまが喜ばれる選択をしようと願う信仰者であるように、そのためにも神さまを信頼し、神さまに頼るように神さまは私たちに望まれています。
2024年2月18日 週報より