ゆるされない罪とは
聖書箇所 マルコによる福音書3章19c-30節
しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる。 マルコによる福音書3章29節
1.真理を見えなくするもの
律法学者たちは、イエスさまが汚れた霊の力で悪霊たちを追い出していると言います。彼らは、自分たちの立場を守ろうとする肉の思いからイエスさまの奇跡を悪しき霊の内部抗争だと言い張ります。 肉の思いは私たちの霊の目もふさぎます。いつも聖霊を意識し、肉の思いを神さまに明け渡して、霊の目で見る必要を教えられます。
2.律法学者たちに示された福音
ここでイエスさまは、「悪しき霊たちも内輪もめすれば、自滅してしまうことは分かっているので、彼らもそのようなことはしない」とたとえを用いて説明されています。そして「わたしは悪霊よりもはるかに強い神の力で悪霊たちを縛りあげて、人々を神さまの支配の中に移しているのです」と伝えています。私たちはイエスさまを信じることで、神の前にある罪が赦されます。そしてサタンの支配から解放されるのです。さらにイエスさまのご支配のもとに移されて、そこで愛によって守られ、育まれ、祝福されるようになります。
3.聖霊を汚す罪
イエスさまを信じる者はどんな罪も赦されます。ただし例外があります。それは聖霊を汚す罪です。そのような人は永遠に罪人としてさばかれることになります。聖霊は真理を告げて人に罪を知らせます。この聖霊をばかにして汚す者は、自ら罪を認めてイエスさまのもとに行くことができません。だから罪赦されることは永遠にないのです。私たちはイエスさまを信じた瞬間から、内に聖霊をいただきます。この聖霊を意識して歩むようにしていれば、決して聖霊を汚すことはなく、神さまの赦しの中にずっと居続けることができるのです。
2024年2月25日 週報より