百倍の実を結ぶ種と土
聖書箇所 マルコによる福音書4章13-20節
また、良い地にまかれたものとは、こういう人たちのことである。御言を聞いて受けいれ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶのである」。 マルコによる福音書4章20節
1.良い地とされた人の役割
イエスさまは弟子たちに先のたとえ話を詳しく話されます。それはみ言葉が語られた時に人々が示す四種類の反応でした。イエスさまは弟子たちに、「あなたがたがみ言葉を語る時が来ます。その時、人々が四番目の反応をして、み言葉を信じて受け入れ、わたし(イエス)の弟子として歩めるように助けなさい。」と伝えておられます。
2.み言葉が良い地を保つ
人々がイエスさまの弟子となるように助けるには、自分自身がたとえの4番目の人として実を結ぶことが大事です。それにはみ言葉の力を信じて受けとめ、御霊を意識して御霊に助けをいただくことが必要です。農作物が自然の影響を受けるように、私たちもこの世の影響を常に受けます。この世は御霊の働きを弱めて、良い地である私たちの環境を悪くします。そうならないためにもみ言葉が大切です。み言葉は種として実るだけでなく、良い地を保つ力ともなるのです。
3.種の力を信じる
信仰者にまかれたみ言葉の種が実を結ぶので、私たちは喜びにあふれ、勝利の人生を歩むことができます。土そのものが立派になるのではありません。しかし霊の目で見れば、み言葉の種が驚くべき実を結んでいることが見えてきます。自分で分からなくても、他の人から見れば、教会に来始めたころと今では大きく違っていることが肉の目にも明らかでしょう。信仰者は霊で聞きます。知恵や記憶力に優れていなくても、年老いていても、霊の実は確実に結ばれます。み言葉の種の力を確信して、ますますみ言葉をいただいて歩みましょう。
2024年3月17日 週報より