イエスさまの復活を信じる
聖書箇所 マルコによる福音書16章9-20節
弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。 マルコによる福音書16章20節
1.復活を信じられなかった弟子たち
マグダラのマリヤと二人の弟子たちは、復活されたイエスさまにお会いしたことを他の弟子たちに話します。しかし、誰も本気にしませんでした。イエスさまは、弟子たち全員の集まる場に現れることはされませんでした。それは弟子たちの「見ないで信じる信仰」を育み、彼らが目に見えない神さまの恵みを受け取るようになるためでした。
2.復活を信じる難しさ
復活を事前に聞いていた弟子たちもなかなか信じられませんでした。人がイエスさまの復活を受けとめることの難しさが分かります。ところで、復活があり得ないと思えても、多くの人が見て経験している事実があれば、それは実際に起きた確率が高いという結論になると唱えた数学者がいました。実は今、この理論の正しさが証明されて、世の中で盛んに応用されています。イエスさまの復活が事実だと科学的にも言えるということでしょう。そして復活のイエスさまを信じる者が、神さまの愛と喜びと平安に満たされて歩めることも事実です。
3.復活の証人とされた弟子たち
イエスさまは復活をなかなか信じようとしなかった弟子たちを、ご自身の復活の証人として用いられます。彼らを通して、良い知らせ<福音>を全世界に伝えるようにされたのです。イエスさまは、弱い者を弱いまま、足りない者を足りないまま、不信仰でかたくなな者を不信仰でかたくななまま受け入れてくださいます。そして一人一人を責任を持って育て、導いてくださいます。こうして信じた者を復活の証人とし、人々を救いに導くために用いてくださるのです。
2024年3月31日 週報より