神さまの力をいただく
聖書箇所 ペテロの第一の手紙2章1-3節
今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。 ペテロの第一の手紙2章2節
1.だから
2章1節の「だから」は、1章22節の内容とつながっています。イエスさまを信じて多くの恵みをいただいた者は、その状態を保ち、兄弟姉妹を真の愛で愛し合うように勧められています。しかしこの地上においては、サタンの執拗な誘惑の中で歩んで行くことになるので、ペテロは「だから」と言っているのです。
2.5つを脱ぎ捨てて
ペテロは、脱ぎ捨てるべき汚れた5つの服について語ります。 ①あらゆる悪意:自己中心、自己保身からの責任転嫁。相手に危害を加えようとする心です。②あらゆる偽り:偽りは人の持って生まれた本性です。ここから偽りの言葉と行いが生まれます。③偽善:本人とは全く別の人間を演じて見せることです。④そねみ:ねたみです。相手をうらやむだけではなく、憎んでおとしめたい心も含まれます。⑤いっさいの悪口:相手を悪く言う言葉です。これらをいつも意識して、口から出さず、行動しないようにと祈り願っていくことが大切です。
3.霊の乳を慕い求める
次にすべきこととして、ペテロは「霊の乳」を慕い求めなさいと言います。それは、乳飲み子が母乳をむさぼって、飲み尽くそうとするようにみ言葉を慕い求めていくことです。そしてみ言葉をそのまま素直に受け入れる時、それが神さまの力に変換されるのです。これは頭で理解しているだけでは何の役にも立ちません。私たちは毎日欠かさずに、少しでも数分でも、また同じみ言葉でもいい、乳飲み子のようにみ言葉をいただいて神さまの力といたしましょう。
2023年4月16日 週報より