Sunday, September 5, 2021

 力と愛と慎みとの霊 

「あなたはキリスト・イエスにある恵みによって、強くなりなさい。そして、あなたが多くの証人の前でわたしから聞いたことを、さらにほかの者たちにも教えることのできるような忠実な人々に、ゆだねなさい。キリスト・イエスの良い兵卒として、わたしと苦しみを共にしてほしい。」                         IIテモテ213節 

パウロはルステラで入信に導いたユダヤ夫人ユニケの息子であるテモテを育て、自分の弟子にした。IIテモテ1章の記事を見ると、パウロは、テモテを自身の弟子として、主の働きを前進させたく願っているようです。パウロは使徒職を人間由来の職ではなく、神さま由来のものと受け止めており、神に従う生活により、保つことができる聖なる働きと考えているのです。そこで、パウロはテモテをさらに洗練された働き手として育てるために、主に召された者の為すべきことを、伝えているのです。何よりも「使徒」であることの自覚を植え付けようとしておられるのです。「使徒」は人が人を遣わすのではなく、主に召されたことの自覚、意識を常に持って、福音宣教の使命を父なる神からのご命令として、神さまから示されたものとして受け止めるべき性質のものであると教えておられるのです。ですから、「神の御心により」は神が源の性質を持ったお働きであることを示しているのです。テモテは、祖母ロイスと母ユニケを通して純粋な信仰が育まれているのです。パウロは、その信仰をさらに育てる教えを、神の賜物を燃え立たせ(6-7)、福音のために苦しみ(8-12)、健全な言葉を手本として(13)、ゆだねられたものを守ること(14)を命じ、見習うべき模範(15-18)を示しているのです。「イエスをキリスト」と信じるクリスチャン兄姉もまた、テモテに倣う者として、お言葉を丁寧に学び伝える者になるために、励みたいものです。

2020年9月5日 週報より