2021年10月10日日曜日

 つぐなってくださる神 

「わたしがあなたがたに送った大軍、すなわち群がるいなご、とびいなご、滅ぼすいなご、かみ食らういなごの食った年をわたしはあなたがたに償う。」                ヨエル書225節       

 ヨエル書218節~27節から2つのことを見ていきましょう。

1.  ねたむほどに愛してくださっている神さま。

神さまのねたみは、本来一対一の親密であるはずの関係が損なわれることによるものです。神さまは、神の民イスラエルに惜しみなくご自分の愛を注ぎたいと願っておられます。私たちも今、神の御子イエスさまから、ねたむほどに愛されています。イエスさまは、私たちの罪を聖めるために、十字架でいのちを捧げてくださいました。それだけではなくて、私たちのことを神さまの前にいつもとりなしてくださっています。日々、罪に汚れる私たちの足を、イエスさま自ら洗い聖めてくださっているのです。そこまでも、どこまでも私たち11人にねたむほどの愛を注いでくださっています。

2.  いなごが食った年を償ってくださる神さま

ここに登場する「いなご」は、神さまがイスラエルをさばくために用いる異邦の民(バビロン他)の大軍勢です。そして、悔い改めた民に対する神さまの祝福は、「大軍が食い尽くした年を、あなたがたに償う」というものです。しかしそれは、悔い改めて、神さまのもとにとどまる限りということです。私たちが神さまの導きに従おうとするときに、その選択が目に見えて、損に思えるということがよくあります。しかし、人の目には明らかな損であったとしても、必ず神さまが償ってくださいます。くやしくて、情けなくて涙しても、神さまは私たちの目から完全に涙をぬぐいとってくださるのです。そんな神さまを信頼し、神さまの喜ばれる選択をして信仰に歩みましょう。 

20211010日 週報より