かたくななヨナへの愛
ヨナは、ニネベの人々が、神さまに滅ぼされたほうが、イスラエルのためになると考えました。それがヨナの正義でした。しかし、自分の正義に固執し、神さまをかたくなに拒めば、神さまの祝福を受け取る大きな妨げとなります。
2. 異邦人たちの素直さ
水夫たちは、ヨナの仕える神さまを心から恐れて、礼拝をささげます。また、ニネベの人たちは、町中の人々が、ただちに悔い改めました。彼らは神さまに素直に従ったのです。
3. 素直な者にもかたくなな者にも等しく注がれる神さまの愛
神さまは素直に従った異邦人の水夫たち、またニネベの人たちを、大いに祝福されました。では、かたくななヨナには、何もされなかったのでしょうか。いいえ、神さまは、どちらにも分け隔てなく、大いなる愛を注いでくださいました。ヨナに対して、神さまは、自然の災害を通して、具体的な導きをもって、また、おことばを通して、さらに体験を通しても、気づきを与えようと導き続けておられたのです。
それは、私たち1人1人に対しても同じです。これこそ正しい、これが私のやり方とかたくなになりがちな私たちです。しかし、神さまは、あの手この手で気づきを与えようとされます。私たちの態度、心の状態、状況の変化に応じて、神さまは柔軟に対応し、導いてくださり、どこまでも追い求めてくださるお方です。かたくなな心を解いて神さまに素直な心で向き合いましょう。神さまが注がれた恵みは、その素直な心を満たし、私たちへの大いなる祝福となるのですから。