彼を信じる
「彼を信じる者は、さばかれない。信じない者は、すでにさばかれている。神のひとり子の名を信じることをしないからである。」 ヨハネによる福音書3章18節
新約聖書の第4巻目は、「ヨハネによる福音書」で、或る聖書記者は、この書を「これまでに作られた最も重要な文章である」といい、イエスの神さまであられることが強調されています。著者のヨハネは「イエスが愛された弟子」と自身を紹介しており、イエスさまの十二弟子の中で最もイエスさまに近い存在ではなかったかと思われます。彼を信じる者は、さばかれない。信じない者は、すでにさばかれている。神のひとり子の名を信じることをしないからである(ヨハネ3:18)。」また、「これらのことをあなたがたに書きおくったのは、神の子の御名を信じるあなたがたに、永遠のいのちを持っていることを、悟らせるためである(Ⅰヨハネ5:13)。」と追記しています。これが、ヨハネの記す福音書と第一の手紙に記されているヨハネの証言なのです。イエスさまの最も身近で寝食を共にして過ごしたヨハネの肉声です。「さらに、神の子がきて、真実なかたを知る知力をわたしたちに授けて下さったことも、知っている。そして、わたしたちは、真実なかたにおり、御子イエス・キリストにおるのである。このかたは真実な神であり、永遠のいのちである(Ⅰヨハネ5:20)。」と。
また、パウロはエペソ書で、「最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである(エペソ6:10-12)。」と言い、そのために神の武具で身を固めよと勧めます。「真理の帯」「正義の胸当て」「平和の福音」「信仰の盾」で悪しき者の放つ火矢を消し、また、救いの兜をかぶり、神の言葉である御霊の剣を取れと語ります。
2022年2月13日 週報より