2023年10月15日日曜日

あふるる恵みの神

聖書箇所 ペテロの第一の手紙57-9

あなたがたをキリストにある永遠の栄光に招き入れて下さったあふるる恵みの神は、

ペテロの第一の手紙510     

1.苦しみはあなたにだけではない

神さまのご計画の中には苦しみの道も含まれます。そこで大切なことは、苦しみを通してさらに私たちを整えてくださる神さまの深い愛を受けとめることです。「なぜ自分だけが苦しむのか」と思う信仰者に「あなたに特別な問題があるからでも、神さまの意地悪でもなく、すべての信仰者が通る道なのです」と言われています。神さまは決して無駄にまた無意味に苦しみを与えるお方ではないのです。

2.苦しみはあるべき姿にもどす

510節のいやしには、「本来あるべき姿にする」という意味があります。神さまの前のあるべき姿とは、神さまの御心にかなう生き方です。それは神さまの作品として完成し、神さまの道具として用いられる姿です。神さまは試練を用いて神さまの作品にもどしてくださいます。そして神さまの道具として用いてくださいます。それが私たちに自然で平安で喜びあふれる本来のあるべき歩みなのです。

3.苦しみは神さまのあふれる恵み

私たちはイエスさまを通して、永遠に至る最高の栄誉を受けることができます。それは、神さまの目にさえ、一点の欠けやしみもない神さまの最高の作品になることです。これを待ち望むならば、今の苦しみは言うに足りないものとなります。神さまそのものがあらゆる恵みであり、苦しみさえも神さまの御恵みと確信できるのです。そのような信仰者は、「どうか、力が世々限りなく、神にあるように」と言います。私をあらゆる恵みに満たすことができるのは永遠なるご性質を持つまことの神さまだけですと、神さまをたたえるのです。

20231015日 週報より