2023年10月22日日曜日

神の義・愛・恵み

聖書箇所 ペテロの第一の手紙512-14

この恵みのうちに、かたく立っていなさい。                          ペテロの第一の手紙512節                  

1.神さまのまことの恵み

ペテロは神さまからの一方的な御恵みを味わい、その恵みの中を歩むのが信仰の歩みであペテロって、私もそのようにされた一人なのだと伝えています。恵みあふれる神さまの御手の中にあると確信することで、つらいこともうれしいことも、すべては神さまの最善だと受けとめることができるのです。ペテロは全ての信仰者が同じようにまことの恵みにつつまれた歩みをしてほしいと願っているのです。

2.神さまによる結びつき

この手紙は、ペテロが信頼する協力者シルワノの記述です。支え合える信仰の友との結びつきは、人間的なものを越えたイエス・キリストによる切り離すことのできない関係です。教会も同じです。イエスさまを通して、神さまが選ばれた群れの一人一人を受け入れるのです。そうしてお互いに愛し合い、支え合うことが神さまの御心です。

3.お互いに大切な存在

ペテロは「愛の接吻をもって」と言います。これはあなたを本当に大切に思っていますという思いを込めて、あいさつをしなさいということです。イエスさまのお体である教会の一人一人が大切な存在であり、お互いが愛で結びあわされた一つ一つの器官であるからです。

ペテロ第一の手紙で示されてきたもっとも大切な点、それは神さまだけが正しいこと、神さまのなさることはすべて愛から出ていること、そして神さまはあふるる恵みの神さまであるということです。これはペテロ自身がイエスさまと苦楽を共にし、自らの体験をもとにした強い信頼と期待が込められた彼のあかしなのです。

20231022日 週報より