2023年12月24日日曜日

平和の王の誕生

聖書箇所 イザヤ書96

ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる。                        イザヤ書96

クリスマスはイエス・キリストが、お生まれになったことを喜び、お祝いする日です。イエスさまの誕生は遠い昔からの神さまの約束でした。この約束の実現を私たちが実感できることが、クリスマスの喜びなのです。イエスさまは「平和の君」と言われています。聖書はこの世に争いや戦争がないとは言っていません。しかし平和の君であるイエスさまが神の国の王になり、平和が訪れることは神さまの約束です。それはイエスさまの誕生と同じようにこの先必ず実現します。

聖書はまずイエスさまを信じて、私たちが神さまとの平和を実現するように教えます。人は誰しも人を分け隔てる思い、自己中心の思い等があります。それらは神さまの前に罪となります。そのため罪を嫌われる神さまと私たちの間に平和がないのです。イエスさまは私たちのすべての罪を引き受けて、私たちの代わりに十字架で罰を受けてくださいました。神さまはイエスさまを死からよみがえらせて、信じるすべての人を罪なき者として神さまとの平和をくださいます。

国と国との争いは相手への敵意から生まれます。それは自国のみが正しいとし、守ろうとする思いから来るものです。私たち一人一人にも自己保身の思いから敵意が生じます。しかしその敵意は、神さまにある平和と神さまの愛によって消すことができるのです。神さまの愛に満たされた思いと行動は、大きな敵意にも良い影響を与え続けます。

クリスマスは、一人一人が神さまとの平和の大切さを知って受け入れる日、神さまにある平和と神の国のできる未来を確信し、消えることなない希望と神さまにある平安をいただく日でもあります。

2023年1224日 週報より