良くしてくださる神さま
聖書箇所 詩篇103篇1-18節
天が地よりも高いように、主がおのれを恐れる者に賜わる いつくしみは大きい、 詩篇103篇11節
1.神さまの恵みを感謝する
ダビデは神さまからの恵みに対して神さまを褒めたたえています。同時にその恵みを心にとめるように自分自身に呼びかけています。私たちはどうでしょうか。神さまからの恵みを意外に早く忘れてしまうかもしれません。ダビデは神さまからの恵みを数えて忘れずに、神さまを恐れることがとても大切なことを理解していました。だからこそすぐに、素直に神さまの前に悔改めることができたのです。ダビデは、不義(罪)の赦しを神さまの恵みの一番にあげています。さらに神さまによる病の癒しやあわれみ、また神さまがいつも良いもので満たしてくださる恵みにも感謝しています。
2.恵みによって神さまを恐れる
神さまは私たちの罪にしたがって私たちを扱うことはなさらないお方です。そして私たちの“とが”をはるか遠くに追いやってくださいます。“とが”は罪を引き起こす不満に満ちた心です。私たちには恨みや怒りを忘れられず、倍返ししないとおさまらない弱さがあります。しかし神さまは私たちの罪を遠ざけてくださり、いつまでも覚えておられずにあわれんでくださるのです。その上で神さまは一日、また一日と私たちを確実に支えてくださって、明日のことは思いわずらうなと言われます。ダビデは神さまの恵みを「何一つ忘れるな」と言い、恵みを数えて主を恐れました。
新しい年に神さまの恵みを数えて励まされ、勇気と力をいただきましょう。私たちの弱さをよく知って、あわれんで恵んでくださるこのお方に感謝しましょう。そして一日、また一日と与えられる恵みを数えて、神さまを恐れて歩んでまいりましょう。
2023年12月31日 週報より