2023年4月2日日曜日

ゲッセマネの祈り

聖書箇所 マタイによる福音書2636-46

「わが父よ、この杯を飲むほかに道がないのでしたら、どうか、みこころが行われますように」。                                                                  マタイによる福音書2642

今日はゲッセマネのイエスさまをともに見てまいりましょう。

1.弱弱しく感じられるイエスさま

イエスさまは、ここまで覚悟をもって十字架に向かって歩んでこられました。しかしこの時になって、「悲しみのあまり死ぬほどである」と記されています。そして「わたしがこの杯を飲む以外に方法はないのですか」と神さまに願っています。イエスさまの心情を知るには、イエスさまが恐れておられた杯とは何かを知る必要があります。

2.杯に追い詰められたイエスさま

イエスさまをここまで追い詰めた杯とは、十字架の死ではありませんでした。それは全人類の罪を負い、神さまの前に罪人となって、父なる神さまと一つであった親子の関係も断ち切られることでした。これがイエスさまにとって身を引き裂くような思い、「悲しみのあまり死ぬほど」での杯であったのです。

3.十字架に向かわれたイエスさま

イエスさまは3度同じ言葉で祈られて、勝利されました。杯が取り除かれる約束されたのでしょうか。いいえ、そうではありませんでした。イエスさまは祈りを通して、この厳しい杯をも受け入れることが与えられた使命であり、そこには必ず神さまの支えと助けがあると確信して平安が与えられたのでしょう。

イエスさまは、救いようのない私たちを罪から救いあげるためにこの杯を飲み干されました。そして十字架にかかられその苦しみの中で、私たちのためにとりなしてくださいました。このイエスさまのお心と愛そして神さまのあわれみとともに受難週を過ごしましょう。

202342日 週報より

2023年3月26日日曜日

生けるみ言葉

聖書箇所 ペテロの第一の手紙122-25

しかし、主の言葉は、とこしえに残る」。これが、あなたがたに宣べ伝えられた御言葉である。                          ペテロの第一の手紙125

ペテロの第一の手紙122-25節から3つのことをみます。

1.真理に従う

ペテロはイエス・キリストを信じて受けたお恵みをこぼすことなく、聖なる状態を保つ歩みをするように語ってきました。そしてそれが真理に従うことだと言います。ところが私たちが真理に歩むと多くの障害が生じ、正直者が馬鹿を見るように思わされるのです。そこでペテロは、イエス・キリストのいのちがそそがれた十字架を見て、神さまにある信仰と希望で真理に従い続けるよう励ましています。

2.兄弟愛をいだく

私たちは真理に従う中で、きよめられると同時に兄弟を愛する者にもなると言われています。神さまの私たちに対する偽りのない愛を知ることで、私たちも同じ愛で愛せるようにしてくださるのです。それは、愛されることを期待せず、一方的にあわれんで与えることのできる愛です。神さまはその愛で、教会の兄弟姉妹がお互いに愛し合い、そして隣人を愛していくように願われているのです。

3.み言葉によって

神さまの生けるみ言葉は、私たちを新しく造り変えるだけではありません。霊の糧となって、私たちが御国を目指して歩むための養いを与えます。神さまは、私たちが御国に立つその時まで責任を持ってみ言葉の糧で養い続けてくださいます。み言葉は生きていて力があり、私たちの内に宿って御霊の助けとともに私たちが神さまの御声として聞き、霊の糧としてくださいます。そんな力あるみ言葉を、私たちは本気で信じ、受け取っているでしょうか。顧みたいと思います。

2023326日 週報より 

2023年3月19日日曜日

まことの信仰と希望

聖書箇所 ペテロの第一の手紙1章17-21

きずも、しみもない小羊のようなキリストの尊い血によったのである。               ペテロの第一の手紙119

 ペテロはまず17節で「聖さを保って歩むために神さまを恐れなさい」と言います。そして続けて、神さまを恐れる理由を述べています。

1.キリストの血によるあがない(18-19節)

私たちは神さまの前に罪あるままで空疎な生活をつづけていました。しかし神さまは、私たちを元の神さまのかたちにするために御子キリストの尊い血を流されました。神さまは私たちをキリストのいのちと同じ価値があると見てくださっているのです。ペテロはそんな神さまを恐れ敬うよう教えます。

2.私たちのためにあらわれたキリスト(20節)

神さまは天地を造られる前から、人を罪から救おうとご計画されました。神さまは私たちが罪の無いままで神さまと歩むことを願っておられました。しかし人は、自由意志を悪い方に用いて罪有る者となります。神さまはそんな私たちを捨て置かずに、キリストのいのちに代えて救いのご計画を実行してくださいました。ペテロはその神さまのお心を思って神さまを恐れることを願っています。

3.神さまから出た信仰と希望(21節)

私たちの信仰はイエスさまを通して神さまを信じる信仰です。そして天の御国を待ち望む私たちの希望も神さまがイエスさまを通して導かれているのです。その神さまを恐れ敬えば、あなたがたの思いは入り込まず、その信仰と希望が揺り動かされることはないとペテロは言います。神さまを恐れるとは恐れるべき方を恐れることです。具体的には、①神さまを神さまとして認めること、②神さまの前にへりくだること、そして③神さまのお言葉に従うことです。

2023319日 週報より 


教会からのお知らせ

2023313日以降のマスクの着用について

 

313日より、マスクの着用は、個人判断に委ねられます。しかしながら、当セントラル・バプテスト教会では牧師の判断に基づき、引き続きマスク着用をお願いいたします。

【理由】

1) 現在、高齢者や持病のある方等重症化のリスクが高い方も集われているため

2) 集会では小声ながらも賛美をおささげするため。

皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

尚、「密閉・密集・密接」を避けるための「人との距離の確保」ならびに「換気」、および「手指の消毒」等基本的感染症対策の継続へのご協力もあわせてお願いいたします。

 

教会は、いつも、地域の皆様方に門戸を開き、聖書のみ言葉をお伝えいたしております。現在は下記のように集会を維持しております。

1、日曜学校   日曜日午前9時より10時頃まで(お子さま向けの集会です)

2、日曜朝礼拝  日曜日午前10時45分より12時頃まで

3、日曜午後集会 日曜日午後1時頃より2時頃まで

4、水曜祈祷会  水曜日午後7時より8時頃まで

5、婦人会    第3水曜日 10時半より12時頃まで

 

変更があれば、ご案内させていただきます。

     セントラル・バプテスト教会 牧師 香川尚德(たかのり)

     ☎027(266)4276   https://central-bc.org    cent.kyokai@gmail.com