幸いな生き方
聖書箇所 ペテロの第一の手紙2章4-5節
この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ ペテロの第一の手紙2章5節より
1.生ける石を受け入れる
ペテロは、イエス・キリストが尊い生ける石だと言います。この石とは建物の全体を支える要の石です。この世になくてはならない存在として遣わされたのがイエスさまでした。しかし当時のユダヤの人々からは都合の悪い石として捨てられました。ペテロは、「いかに人々が避けようとも、イエスさまの御もとに来て信じて受け入れなさい。神さまのいのちにあふれる生ける石となりなさい。」と言います。
2.生ける石になる
生ける石になるとは、イエスさまを信じて受け入れて、神さまのお心を受け入れて歩むことです。それにはまず、礼拝を喜ぶことです。礼拝は、世の思いから離れ、よごれた5つの服を捨て置いて、まことの愛で愛するように世に送り出される場です。また、自分の思いから出発する歩みをやめて、神さまの器として用いてくださいと自分を差し出す場です。礼拝を中心にした歩みをしているならば、神さまが私たちを生ける石にしてくださいます。
3.霊の家になる
ペテロは生ける石になるだけではなく、霊の家を建て上げることが目的だと言います。霊の家とはイエスさまを信じ受け入れて、ともに礼拝を献げる人々の集まり、つまり教会です。一人一人が、イエスさまを主として天の御国に迎え入れられる者同士です。そこには上下関係はなく、自分と人を比べて生きる必要もありません。まことの愛でお互いをいたわり合い、支え合い、励まして育て合っていく関係です。これこそ人として最も幸いな交わりであり、幸いな生き方です。
2023年4月23日週報より