半年を振り返る(牧師からのお勧め)
聖書箇所 ヨハネ5章1-10節
「起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい」。 ヨハネによる福音書5章8節
これは今年の当教会のテーマ聖句です。今年初めの礼拝で、この聖句を中心として3つのことをお話しさせていただきました。
1.神さまのみこころを求め続ける
38年の間病気に悩んでいる人は、他の人よりも先に池に入れるようにイエスさまに求めます。しかし彼はイエスさまに「病を癒してください」と求めるべきでした。私たちも神さまに見当はずれの求めをしていないでしょうか。神さまのみこころにかなった求めをするためにも祈りはとても大切です。
2.床を取りあげて歩く
イエスさまは、「先に池に入れてあげよう」ではなくて、「起きて、あなたの床を取りあげ、そして歩きなさい」と言われました。 彼はこの言葉を信じて一歩踏み出します。これは、「この世という床から神さまに一歩踏み出しなさい」との私たちへの言葉でもあります。私たちが一歩踏み出すところに神さまは祝福を用意しておられます。
3.休まず働かれる神さまに頼る
イエスさまは、安息日であっても病の人を癒しました。イエスさまは、一歩踏み出す者を休むことなく助けてくださるお方です。
病の人は、癒しの池の言い伝えという世のまどわしに38年間も縛られていました。それは早く取り上げるべき世の床でした。イエスさまはそこに目をとめられたのです。今年も早や半年が過ぎました。私たちには取り上げるべき世の床がまだ多くあるのではないでしょうか。全力で助けてくださるイエスさまを信頼して、安心して起き上がり床を丸めかかえて、神さまに一歩踏み出しましょう。そこにはイエスさまの確実な助けと大いなる祝福が待っています。
2023年6月25日 週報より