2023年12月31日日曜日

良くしてくださる神さま

聖書箇所 詩篇1031-18

天が地よりも高いように、主がおのれを恐れる者に賜わる いつくしみは大きい、                                                                                                                 詩篇10311

1.神さまの恵みを感謝する

ダビデは神さまからの恵みに対して神さまを褒めたたえています。同時にその恵みを心にとめるように自分自身に呼びかけています。私たちはどうでしょうか。神さまからの恵みを意外に早く忘れてしまうかもしれません。ダビデは神さまからの恵みを数えて忘れずに、神さまを恐れることがとても大切なことを理解していました。だからこそすぐに、素直に神さまの前に悔改めることができたのです。ダビデは、不義(罪)の赦しを神さまの恵みの一番にあげています。さらに神さまによる病の癒しやあわれみ、また神さまがいつも良いもので満たしてくださる恵みにも感謝しています。

2.恵みによって神さまを恐れる

神さまは私たちの罪にしたがって私たちを扱うことはなさらないお方です。そして私たちの“とが”をはるか遠くに追いやってくださいます。“とが”は罪を引き起こす不満に満ちた心です。私たちには恨みや怒りを忘れられず、倍返ししないとおさまらない弱さがあります。しかし神さまは私たちの罪を遠ざけてくださり、いつまでも覚えておられずにあわれんでくださるのです。その上で神さまは一日、また一日と私たちを確実に支えてくださって、明日のことは思いわずらうなと言われます。ダビデは神さまの恵みを「何一つ忘れるな」と言い、恵みを数えて主を恐れました。

新しい年に神さまの恵みを数えて励まされ、勇気と力をいただきましょう。私たちの弱さをよく知って、あわれんで恵んでくださるこのお方に感謝しましょう。そして一日、また一日と与えられる恵みを数えて、神さまを恐れて歩んでまいりましょう。

20231231日 週報より 

2023年12月24日日曜日

私たちとともにおられる神

聖書箇所イザヤ書714

見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。                                                                                                                      イザヤ714

 私たちは「メリークリスマス」といいます。メリーは「おめでとう」、クリスは「イエス・キリスト」のこと、マスは礼拝のことです。つまりイエスさまが来られて礼拝できる喜びがメリークリスマスです。イエスさまのお誕生は、聖書に書かれている遠い昔からの神さまの約束でした。その約束を世界中の人たちが知って、待ちわびていたから、そして神さまがその約束を果たしてくださったから、今も世界中の人たちがクリスマスをお祝いしているのです。

ところで私たちは約束を守れていますか。会社や職場、また家族の中でいろいろな約束をしていると思いますが、その達成度合いはいかがでしょう。私たちは約束を守れなかったり、忘れてしまったりすることがあるのではないでしょうか。私にはあります。そして、約束を守れなかった時にはごまかしたり、言い訳して人のせいにしたり、噓をついたりすることもありました。

神さまはそのような態度、行為やことばを罪とされます。人を傷つけたり、盗むだけではなくて、他人のせいにしてしまうことや心の中の悪い思いも罪なのです。

しかし神さまはこのような罪ある私たちへの約束を守り、イエスさまをお送りくださいました。イエスさまは1つの罪も犯されませんでしたが、私たちの罪をご自分のこととしてすべて引き受けてくださいました。その罪の罰が十字架でした。イエスさまは十字架にかかって死なれました。しかし3日目によみがえられました。このことを信じる者は、誰でも神さまに罪のない神の子としていただけます。そしてお言葉のインマヌエルのとおり、イエスさまがいつも私たちといっしょにいてくださいます。「何があってもあなたと一緒にいますよ、あなたを決して見捨てませんよ」と約束してくださるイエスさまを私たちに神さまがプレゼントしてくださったのです。

このイエスさまを受けとることがクリスマス、いつも一緒にいてくださるイエスさまの愛に気付き、その愛を受け入れるのがクリスマス、イエスさまを信じることで、これまでの悪いことも悪い思いも拭い去られて新しい歩みを始めるのがクリスマス、神さまそして神の子イエスさまありがとうと感謝するのがクリスマスなのです。

20231224日 イブ集会メッセージ抜粋

平和の王の誕生

聖書箇所 イザヤ書96

ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる。                        イザヤ書96

クリスマスはイエス・キリストが、お生まれになったことを喜び、お祝いする日です。イエスさまの誕生は遠い昔からの神さまの約束でした。この約束の実現を私たちが実感できることが、クリスマスの喜びなのです。イエスさまは「平和の君」と言われています。聖書はこの世に争いや戦争がないとは言っていません。しかし平和の君であるイエスさまが神の国の王になり、平和が訪れることは神さまの約束です。それはイエスさまの誕生と同じようにこの先必ず実現します。

聖書はまずイエスさまを信じて、私たちが神さまとの平和を実現するように教えます。人は誰しも人を分け隔てる思い、自己中心の思い等があります。それらは神さまの前に罪となります。そのため罪を嫌われる神さまと私たちの間に平和がないのです。イエスさまは私たちのすべての罪を引き受けて、私たちの代わりに十字架で罰を受けてくださいました。神さまはイエスさまを死からよみがえらせて、信じるすべての人を罪なき者として神さまとの平和をくださいます。

国と国との争いは相手への敵意から生まれます。それは自国のみが正しいとし、守ろうとする思いから来るものです。私たち一人一人にも自己保身の思いから敵意が生じます。しかしその敵意は、神さまにある平和と神さまの愛によって消すことができるのです。神さまの愛に満たされた思いと行動は、大きな敵意にも良い影響を与え続けます。

クリスマスは、一人一人が神さまとの平和の大切さを知って受け入れる日、神さまにある平和と神の国のできる未来を確信し、消えることなない希望と神さまにある平安をいただく日でもあります。

2023年1224日 週報より