2021年12月26日日曜日

 光の子として歩む

 「わが敵よ、わたしについて喜ぶな。たといわたしが倒れるとも起きあがる。たといわたしが暗やみの中にすわるとも、主はわが光となられる。」                       ミカ書78

 ミカはエルサレムの秩序が乱れ、不正がはびこる絶望的な状況の中にあっても、救いの神を静かに待ち望んでいました。「たといわたしが暗やみの中にすわるとも、主はわが光となられる。」とミカは、主である神さまが光であること、そしてこのような神さまは他にはおられないことを確信していました。

私たちには、自分中心で、人を赦せず、他人への愛に欠ける心があります。神さまは、それを罪とされます。神さまは、私たちの罪、心にある闇を取り除くために、光であるイエスさまをお送りくださいました。このイエスさまを信じるすべての人を、神さまの前に罪なく正しい人とされるためです。また、この光は、世の暗闇に勝利する光でもあります。イエスさまをいつも仰ぎ、光を受ける者は、この世の不正や闇に驚くことはあっても、ゆるがされることは決してありません。また、あわれみの神でもあるイエスさまは、私たちの痛みや辛さ、悲しみをご自分のものとして、ご自分の腸がよじれるくらいに、同じ心で悲しみ、苦しんで、私たちに寄り添ってくださるお方です。そして、必ず出口を用意して、その出口までともに歩み導いてくださるのです。このような神さまは他にはおられません。

今年の終わりに光であるイエスさまを仰ぎ見て、この方の光を受けて聖めとあわれみをいただき、また、世にあって正しく歩む力をいただきましょう。そして、新しい年も「だれかあなたのような神があろうか。」とミカの言うこのお方に嘘なく、誠実に仕えて参りましょう。

 20211226日 週報より

2021年12月19日日曜日

 救い主の誕生

「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。                                                                                                                             ルカによる福音書211-12

 御言葉は、いつも変わらず、私たちに励ましと勧めを示してくださっています。「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」と大胆に、堂々と、神さまは宣言されたのです。「イエスをキリスト」と告白するすべての魂にとって、イエスを贖い主、罪からの救い主としてお受けすることのできる尊いお名前のゆえに、神さまのひとり子イエス・キリストのなされた十字架の贖いの業により、私たちは今、神さまに救われて、神の子としてイエスとともに永久に生きる事がゆるされているのです。

2021年12月19日 週報より

2021年12月12日日曜日

 マリヤの信仰

 「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。                                                                                                                 ルカによる福音書138

1.マリヤは、神さまの奇跡を受け入れました

マリヤは、神さまの奇跡がエリサベツと同じように自分にも起こったことを信じて受け入れました。神さまにできないことはないと信じきるマリヤの信仰を見ることができます。

2.マリヤは共におられる神さまを信じてそのまま進みました

当時は、結婚せずに子供ができれば、死刑になりました。でもマリヤは、神さまがいつもいっしょにいてくださり、足りないところを助けてくださることを信じて、そのまま子供を産む決心をしました。

3.マリヤは神さまの計画を一番にしました

マリヤは、自分ではなくて、神さまがなされたいことが私を通して実現するように願いました。そして、神さまを一番としたマリヤは、結果として、自分の思い以上の祝福を神さまからいただきました。

さて、イエスさまは、私たちに代わって、神さまの前に完全に正しい行いをされました。その上、私たちの罪の罰を私たちの代わりに十字架で受けられたのです。神さまはこのイエスさまを信じる者を、だれであっても罪のない、神の前に正しい者とされます。神さまは、そんな私たちをマリヤのように大きく用いようとされています。それには自分の足りなさに躊躇せずにそのままで一歩を踏み出していくことです。期待されているのは、「神さまを信頼して、あなたのそのままの力で行く」ことです。そして、神さまのご計画を一番にすることです。私たちを通して神さまのご計画が成されていくときに、そこには、私たちが思いもよらないような神さまからの祝福が注がれます。

 20211212日 週報より