母の日に
聖書箇所 マタイによる福音書20章20-23節
肉の欲に従って日を過ごし、肉とその思いとの欲するままを行い、ほかの人々と同じく、生れながらの怒りの子であった。 エペソ人への手紙2章3節
1.ヤコブとヨハネの母
イエスさまの弟子のヤコブとヨハネの母が、息子たちの願いをかなえようとイエスさまにお願いしています。母親は息子たちの願いをかなえてやりたい一心で、どんな犠牲をも払う覚悟だったでしょう。母の日は、アメリカの教会で始まり、日本でも定着しました。自分のことは脇において、私たち以上に私たちのことを考えてくれるお母さんに心からの感謝をいたしましょう。
2.母親を敬うこと
人と人との正しいかかわりについて、聖書はまず「あなたの父と母を敬え」と言います。でも母親との関係が良くない場合は、どうやって敬うことができるでしょうか。私たちのいのちは神さまによって与えられました。私たち1人1人は、「あなたは高価で尊い」と神さまが言われるほどに神さまに愛されています。神さまは私たちがその愛を受け入れ、また私たちのいのちのために神さまが置かれた母親をも受け入れて、愛し敬うことを望んでおられます。
3.慰めてくださるイエスさま
それでも母親を受け入れられない、敬えないという方もおられるかもしれません。聖書は、私たち誰もが神さまの前に罪ある者であり、神さまの怒りの対象だと言います。そして何かにつけて腹立たしく思う私たちの怒りも罪が大きく影響しています。十字架にかかり、死んでよみがえられたイエス・キリストは私たちの罪を赦す救い主です。そのイエスさまは、あなたの罪を赦すだけではなく、あなたのすべてを受け入れてあなたの痛みや傷を癒し、慰めを与えてくださいます。
2023年5月14日週報より