ラベル パリサイ人 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル パリサイ人 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年8月18日日曜日

パン種の影響

聖書箇所 マタイによる福音書811-21

そのとき、イエスは彼らを戒めて、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とを、よくよく警戒せよ」と言われた。                 マルコによる福音書815

1.しるしを求めたパリサイ人

パリサイ人たちはイエスさまに天からのしるしを求めます。それは預言者エリヤが見せた、天からの火で供え物を焼きつくすようなしるしでした。しかしイエスさまは、彼らの貧しい信仰を嘆き、彼らとのこれ以上の議論を避けられました。パリサイ人たちは、目に見えない神さまを信じる信仰者でした。それでも目に見えるしるしを求めるのは、あまりにも貧しく程度の低い信仰だったからです。

2.悟れない弟子たち

弟子たちは、先の奇跡で余ったパンを忘れてきたことに心が向いていました。そして弟子たちどうしで、忘れたのは誰のせいかと責任のなすりつけ合いを始めます。そして「わたしが言おうとしていることを悟れないとは何となさけないことか」とイエスさまをがっかりさせます。私たちも心を自分の思いに占領されることなく、全ての出来事に御手をのばされている主を覚えましょう。そうして主の導きを悟ることのできる信仰者でありたいと教えられます。

3.パリサイ人とヘロデのパン種

イエスさまは、ここでパリサイ人のパン種とヘロデのパン種につて述べられました。心の奥にある自分の思いや考えがパリサイ人のパン種です。またこの世の事柄に引っ張られる思いや心がヘロデのパン種です。イエスさまはこれらのパン種に早く気づいて、これらを治め、神さまに思いを向けていくようにと、弟子たちに注意を促されたのでした。私たちも自分の中に働こうとするパン種の怖さを知り、上から与えられる信仰のみに目を向けて歩んで行くことが大切です。

2024818日 週報より

2024年7月21日日曜日

パリサイ人の思い違い

聖書箇所 マルコによる福音書714-23

これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである。      マルコによる福音書723

1.人の本質

霊なる神さまに似せて造られた人の本質は霊です。しかしアダムとエバが罪を犯して以来、人の本質である霊は罪に支配されて、人は神さまに逆らい悪い方に傾くようになりました。パリサイ人たちは、罪に支配された状態でも律法の定めを守っていれば神さまの前にきよいとされて受け入れられると考えていました。しかし彼らはその出発点に問題があることに気づいていませんでした。

2.肉の人と霊の人

イエスさまは、「けがれた食べ物が人をけがすのではない。人はもとのきよい霊が罪の支配で肉体から来る欲におおわれた肉の人となり、悪い思いで満たされるのです。この悪い思いが人をけがすのです」と言われました。霊を回復させてくださるイエスさまの十字架の犠牲、そして聖霊の助けがなければ、私たちは決してもとのきよい霊の人に戻ることはできません。霊の本質に戻ることなしに、いくら汚れた物を避けてもただ滅びに捨て置かれる存在でしかないのです。

3.けがし合う人でなく

私たちは案外、自分の中から良いものも出てくると思っていないでしょうか。イエスさまは、人から出てくるものは、人をけがすものでしかないと言われます。肉の人は、神の前にけがれた者であるだけではなく、互いにけがし合って、益々神さまから遠ざかります。信仰者にも尚、肉体から来る欲は残ります。しかし、イエスさまと聖霊が本来の霊の人を回復し、保たれるのです。霊の人にされたこの恵みを喜ぶ選択をいたしましょう。み言葉をかたく信じ、イエスさまと聖霊にたよる者は世の勝利者として神さまの栄光を受ける者となります。

2024721日 週報より