神さまの恵みを味わう
聖書箇所 マルコによる福音書9章9-13節
しかし、人の子について、彼が多くの苦しみを受け、かつ恥ずかしめられると、書いてあるのはなぜか。 マルコによる福音書9章12節
1.誰にも話さないように
イエスさまは「いま見たことをだれにも話してはならない」と言われました。イエスさまが神さまであるという事実は、今は三人の弟子たち以外には、つまずきになるということでしょう。人は霊的事実を霊の目で見ることができない時、理屈や知恵で理解しようとします。しかしそれは、勝手に事実を曲げて納得することです。私たちはそうすることで、イエスさまに従うことへの妨げとしてしまうのです。
2.霊的なひとり立ち
イエスさまが死なれることは、弟子たちが決して考えたくない、考えられないことでした。もっともっとイエスさまに頼って教えをいただきたかったのです。しかし神さまのご計画は彼らが聖霊を受けて、早く霊的なひとり立ちをすることでした。イエスさまは、「自分の思いによる計画ではなく、わたしが示すあなたの計画を自分のものとして受けとめて、それに従って歩みなさい」と言われているのです。
3.隠された神の恵み
イエスさまは、神であるキリストがどうして犯罪者のように捨てられ、殺されなければならないのかをよく考えるようにと弟子たちに示されました。そしてここにどれ程の大きな福音の恵みが隠されているのか、その恵みと祝福のすごさ、すばらしさに気づき始める者になりなさいと導いておられます。私たちは神さまから示される霊的事実の一つ一つを霊の目で見て受け取り、それらを積み重ねていきます。そうすれば、霊の奥深い所に隠されているすばらしい恵みを知って、味わうことができるようにされるのです。
2024年9月15日 週報より